基板検査器

基板検査器とは、電子部品を実装したプリント基板が正しく動作するかどうかを確認するための装置です。 
通常、検査は回路部品の組み立てと、はんだ付けプロセスの後に行われます。

  • インサーキットテスト
    プリント基板に実装した電子部品に、影響を与えない程度の電圧・電流を印加し、個々の部品が正しく搭載され、はんだづけに問題がないか(Open/Short)をチェックします。
  • ファンクションテスト
    基板上の回路におけるインプットとアウトプットの電気動作を実施して、問題がないことを確認します。
    実装基板を実際に動作させ、回路の機能をチェックするほか、インサーキットテスタによるOpen/Shortだけでは確認しにくい部品の検査や、ICなどの集積回路動作やソフト書き込みも行います。

検査プロセスは様々な要求仕様に従って設計され、検査結果は検査履歴管理されます。

お客様の要求仕様の例

  • LEDが点灯していることを確認したい
  • 無線通信出来ることを確認したい
  • 通信データが正しいデータか確認したい
  • 大電流を流して電流検出値を確認したい
  • 絶縁性を確認したい

基板検査器製作事例

検査器は顧客に引き渡す前に入念にチェックされます。

製品番号をQRコードスキャナーでスキャンします。

製造番号はコンピュータに記録されます。

検査完了

問題が無かった場合、製造番号とリンクして結果が保存されます。

問題があった場合は直ちに検査を中断しエラーを表示します。